【サンダー 対策 考察】S13最終順位999位超え対象 特性採用率 特性ごとの技、持ち物、性格、努力値採用率

こんにちは、らみと申します。
今回はサンダーの対策&考察記事です。
統計対象はS13で最終順位999位超えの構築 (記事として存在して1月5日時点で判明している分)に入ったサンダーの特性、調整、持ち物、技構成です(構築記事を書いてくれた皆様、ありがとうございます)。

 

 

サンダーの前提情報

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サンダー 性格? 特性?
努力値調整? 持ち物?
飛行技(採用率97.8%) 電気技(採用率100%) @2

まず今回の犠牲者であるサンダーの前提情報です。
統計を取ったところ環境の98%のサンダーは飛行技と電気技を1つずつを固定にして育成が始まることがわかりました。
飛行技97.8%の内訳は95.7%が暴風、ブレイブバードが2.1%です(電気技は複雑なためまた後述)。
特性がプレッシャーでも静電気でも暴風とブレバの比率はさほど変わりません。
とりあえず、基本的に飛行技と電気技はある前提で立ち回った方が良さそうです。

特性採用率

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S13最終日のポケモンホームのデータと比べてみると

静電気 54.8%(最終順位999位超えのデータと比べて17.8アップ)
プレッシャー 45.2(17.8%ダウン)

ポケモンホームの方がプレッシャーの割合が多いですが、特性パッチの入手が困難なためにプレッシャーで使っているという人も含めて集計した結果こうなっているのだろうと思います。
とりあえず上位、下位であろうと静電気の個体の方が多いことがわかります。

特性ごとの電気技採用率

次に特性ごとの技採用率です。
サンダーの若干ありがたい点としてプレッシャーには特性アナウンスがあるためにこちらもサンダーを相手にするときに特性の判別ができます。
そのため特性から型がわかることもあります。
まずは100%採用されている電気技の内訳です。

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円グラフ内の数字は何人がその技、またはその組み合わせの電気技を採用しているかの数字です(静電気版の全体人数は69人、プレッシャー版は26人)。
例えば真上のプレッシャーのグラフで言うと10万V&ボルチェンの組み合わせは26人中2人採用しているということです。
サンダーの電気技は少々複雑でまず円グラフを見てわかる通り種類が多いです。
ですが999位超えのサンダーは全員何かしらの電気技を採用しています。
まず「10万&ボルチェン」という項目は10万ボルトとボルトチェンジを同時採用しているサンダーという意味です。
プレッシャーの円グラフでいうと「放電&ボルチェン」は放電とボルトチェンジを同時採用しているサンダーが11.53%いるということになります。
それ以外の語尾に「のみ」が付いている項目は電気技に限ってはその技だけを採用しているということになります。
電気技はダイマすると結局ダイサンダーになるので後述する円グラフとは別に電気技だけで制作しました(威力はライジングボルトだけ140、ボルチェンは120、それ以外は130)。
主にボルチェンがあるかないかの見極めに使ってくれたらなと思います。
ボルチェンの採用率で言うと静電気の方が採用されている確率が高いです。

 

飛行技、電気技以外の技採用率

静電気の場合

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以下では採用率を%にして順位付けしていきます。

1位 羽休め 75.3%

2位 熱風 68.1%

3位 怪電波 10.1%

4位 電磁波 7.2%

同率5位 身代わり 5.7%

同率5位 充電 5.7%

7位 原始の力 4.3%

同率8位 鋼の翼 2.8%

同率8位 蜻蛉帰り 2.8%

同率8位 ノーマル技 2.8%(破壊光線、ギガインパクトが半々ずつ)

プレッシャーの場合

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1位 羽休め 88.4%

2位 身代わり 34.1%

3位 熱風 30.7%

4位 怪電波 15.3%

同率5位 原始の力 3.8%

同率5位 鋼の翼 3.8%

同率5位 充電 3.8%

同率5位 見切り 3.8%

比較

静電気の方が採用している確率が高い技…熱風、電磁波、充電、原始の力、蜻蛉帰り、ノーマル技

プレッシャーの方が採用している確率が高い技…羽休め、怪電波、身代わり、鋼の翼、見切り

羽休めはプレッシャーの方が確率が高いですが、静電気も確率75.3%と高いので採用している前提で立ち回った方が良さそうです。
しかし、これだけではまだ考察するのが難しいのでまだ掘り下げていきます。

特性ごとの持ち物採用率

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静電気のその他1以下に属する持ち物は食べ残し、弱点保険、ホズの実、ヤタピの実です(各種持っている確率は1.44%)。まとめると、

静電気の方が採用している確率が高い持ち物…アッキの実、オボンの実、拘りスカーフ、鋭い嘴、混乱実、拘り眼鏡、ラムの実
プレッシャーの方が採用している確率が高い持ち物…命の珠、厚底ブーツ、食べ残し、弱点保険、タラプの実、ゴツゴツメット

という感じになります。
プレッシャーの食べ残しは前述した身代わりの採用率の高さに繋がってきます。
恐らくPP枯らしの一端を担うのだろうと考えられます。
また、プレッシャーにも命の珠、弱点保険などアタッカー型向きの持ち物が割と採用されているのでプレッシャー=耐久型という決めつけは危険なように見えます。
もしかしたらその先入観を利用してわざとプレッシャーにしている人もいるのかもしれません。

 

特性ごとの性格、努力値採用率

物理耐久(HB)努力値採用率

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以下努力値採用率円グラフの見方です。
項目の↑はその円グラフで取り上げている値の上昇補正がかかる性格を採用しているということです(例:↑HB252=図太いでHPと防御に252振りしている個体)。
右上の赤から左上のオレンジまで時計回りになるにつれステータスが下がっていきます。
一部統合したところもありますが元々ダメージは乱数による振り幅があるのため、同じステータスで同じポケモンの技を受けてもダメージは毎回違います。
そのため近辺のステータス(誤差は実数値3くらい)は一部統合してカウントしています。
鋭い方は気づいてるかもしれませんが2つの円グラフは同じステータスのところは同じ色が使われてい
色の変化の仕方にも法則性をつけました、この法則性は下のHD、C、Sの円グラフ共通にしています。
そのため全ての努力値採用率円グラフの最高値は赤、最低値はオレンジになっています。
赤〜オレンジの間の色はサンダーの努力値の振り方があまりにも千差万別すぎるがために努力値の振り方が同じでも色が同じとは限りません。
例えば、HBの約H252振りの項目は赤ピンクですが、HDの約H252振りの項目は黄色です。
横の項目表を利用してくれたらなと思います。

ちなみに、なぜこの順の色の変化にしたかは説明すると長くなるので興味がある方はTwitterにてお願いします。

特殊耐久(HD)努力値採用率

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特攻(C)努力値採用率

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素早さ(S)努力値採用率

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補足説明ですが、項目の↑60と180振りは同じ実数値です。
統合した項目の内訳(素早さに乱数はないので一応補足)
100〜92…3個体の内、100が2個体、92が個体

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まとめ

共通の特徴

・飛行技(暴風、ブレバ)、電気技(10万V、放電、ボルチェンなど)は1つずつほぼ確定採用されている。

・羽休めの採用率は静電気が75.3%、プレッシャーが88.4%。羽休めはある前提で立ちまあった方が良さげ。

・怪電波(静電気の場合)、電磁波、身代わり(静電気の場合)、充電、原始の力、鋼の翼、ノーマル技、見切りは採用率が10%以下なので状況によっては切る立ち回りもあり。ただし蜻蛉帰りは相手がスカーフとわかった場合は警戒した方がいい。

・飛び抜けて採用率が高い持ち物はなく多種多様。

・Hぶっぱの個体が約半数を占める。だが残りの努力値の使い方は様々。

・C無振りの個体が静電気、プレッシャー合わせて約60%もいる。C特化の個体は約20%。火力がないサンダーの方が多いため耐えれなさそうな攻撃でも耐える場面が意外と多そう。

・素早さは無補正60振り(ダイジェット後最速アーゴヨン抜き)が1番人気。サンダーS60振り抜き調整をすれば環境の約半分のサンダーを抜くことができる。

静電気型の特徴

・熱風の採用率は68.1%、微妙な確率だが持っている前提で立ち回るのが吉。

・ボルチェンの採用率は55.06%と熱風に次ぐ採用率を誇る。その中でもボルチェン&10万ボルトor放電の個体よりもボルチェンのみの個体の方が多く安定した電気打点がないサンダーも意外といる。が、ダイサンダーには注意。

・静電気型はHB特化に近い個体が多い、アッキの実の採用率もプレッシャー型より高い。図太いを採用している個体が46.96%と約半分くらい存在する。

プレッシャー型の特徴

・身代わりの採用率が静電気型よりも高い。食べ残しの採用率も高く特性を生かしてPP枯らしをしてくる模様。

・プレッシャー型はHD特化に近い個体が多い、タラプの実の採用率も静電気型より高い。

・しかし、命の珠、弱点保険の採用率も何故か多い。プレッシャー型=耐久型のイメージを逆手にとってアタッカー型で使っていると見受けられるサンダーもいるらしく一点読みは危険。

・Cの円グラフを見ると無振りの個体が60%いるが、残りの40%は控えめにしてある程度努力値を割いていることがわかる。実はプレッシャー型は耐久型、アタッカー型と両極端な個体が混在しており対策が非常に難しい。

 

最後に

ポリゴン2の記事でも書きましたが恐れ過ぎないのもサンダーの対策の1つだと思います。
火力が高いサンダーはその分他の能力値が低いし、耐久が高いサンダーは火力がないです。
実際の対戦中はダメージ計算をしながら相手のサンダーの育て方を予測するのがいいと思います。
データの使い方ですが、技採用率、持ち物採用率は対戦中にも役立ちます。
どうしようもないときに確率が高い方のプレイングをして勝ちを狙うのに使うといいでしょう。
努力値採用率のデータは対戦中ではなくポケモンを育成するとき、すなわち対戦前に使うといいのではないかと思います。
特に素早さはどこまで振ればどのくらいのサンダーを抜けるかがわかるのでその分他に努力値を回すことができます。
あとはサンダーミラー対決に勝てるサンダーを育成するときにも使えると思います。
共にサンダーを倒しましょう。

最後まで読んでくれた方は今読んでいるあなたあなただけです。
ありがとうございました!

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