【ポケカ オポネント 不戦勝】 実質1勝2敗でシティリーグベスト8になった話

本日もお疲れ様です。
先日のシティリーグでベスト8になったわけですが、ここで僕の戦績を見てみましょう。

1回戦 ドータクンバレット(ザマゼンタV入り) 4-6 負け
2回戦 不戦勝
3回戦 悪パーフェクション 6-4 勝ち

オポネントで8位に残り決勝トーナメント進出

決勝トーナメント1回戦 連撃テンタクル チラチーノ型 4-6 負け

これを見て分かる通り僕は実質の戦績で言えば1勝2敗です。
僕はレックウザを使ってましたが結構苦手デッキとマッチングしました。
それでも予選抜けできた理由が気になったので今回はオポネントの面で何が起こったのかを考察していきます。

 

 

予選順位の決まり方

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↑の画像は僕が出たシティリーグの予選最終結果です。
自分以外の名前はトラブル防止で削除してあります。
順位の決まり方ですがまず名前の右のMPという欄を見ます。
MPとは自分の勝ち点の合計と思ってくれたらいいです。
例えば1位、2位の方のMPは3ということで3勝0敗であるということがわかります。
僕を含めた3位〜14位の方は2なので2勝1敗ということになります。
このままだと順位をつけることができないので次はさらに右のOMW%を見ます。

オポネントの付き方

OMW(オポネント・マッチ・ウィン)%とは対戦してきた人がどれだけ強かった人だったかを示す数値です。
一般的にはオポネントと略されます。
「予選3勝0敗の人に負けたなら仕方ない…」「予選2勝1敗の人に勝ったのはすごい!」という感じで対戦相手の勝率が高ければ高いだけオポネントも高くなり順位決めの時に有利に働きます。
このオポネントを出すためにはまず予選参加者全員の勝率を出さなければいけません。
例えばBさんが予選で3戦して最終結果2勝1敗だった場合は
2(勝利数)÷3(予選数)=0.666…
となり、Bさんの勝率は67%ということになります(四捨五入済)。
この勝率が全員分出せたら初めてオポネントの計算ができます。
例えばAさんのオポネントを出すとします。
Aさんの対戦相手はBさん(2勝1敗)、Cさん(0勝3敗)、Dさん(1勝2敗)です。
Cさんは0勝なので勝率は0%になってしまいますがポケカにおいては特殊なルールがあります。
それは勝率が33%未満の場合は33%として扱うというルールです。
勝った人を不利にしようとわざと負ける人を制裁するルールなのかなと思います。
そのためCさんの勝率は本来は0%ですが計算上では33%として扱います。
残りのBさんは、2÷3=0.666…から67%、
Dさんは、1÷3=0.333…から33%となります。
ここからようやくAさんのオポネントを出していきます。
オポネントは対戦相手の勝率の平均なので計算式はこのようになります。
67(Bさんの勝率)+33(Cさんの勝率)+33(Dさんの勝率)=133
133÷3(予選の対戦数)=44.33…
となりAさんのオポネントは44.3%であるということがわかりました。

不戦勝した人の場合

では僕の場合はどうなるのか、
対戦相手の戦績はEさん(2勝1敗)、不戦勝、Fさん(1勝2敗)です。
Eさんの勝率は2勝1敗なため67%、
Fさんの勝率は1勝2敗なため33%になります。
不戦勝の扱いですが不戦勝の場合は対戦相手がいないため勝率がありません
そのため計算式は、
67+33=100
100÷2(不戦勝があるため割る数が減る)=50
となり僕のオポネントは50%であるということがわかります。

初戦敗けだとオポネントが低くなる説の検証

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「初戦敗けだからオポネント低いわ…」みたいな発言を聞いたことがある人はいると思います。
しかし初戦負けにもかかわらず予選を抜けたのが僕なので、もし不戦勝がなかったと仮定してその説が本当なのか検証していきます。
なお予選の数は先ほどと同様に3回として、戦績は最終的に2勝1敗であったとします。

まず初戦の相手ですが僕には勝っているため1勝は確実にしています。
そのため戦績はは3勝0敗(100%)または2勝1敗(66%)または1勝2敗(33%)の3通りであることがわかります。

次に2戦目の相手の勝率ですが予選の2戦目は戦績が同じ人同士(1勝の人同士または1敗の人同士)でマッチングがされます。
今回は2戦目は自分が勝ったという前提で話を進めるため2戦目の相手は初戦と僕で2敗したことになります。
そのため戦績は1勝2敗、0勝2敗の2通り…と言いたいところですがポケカにおいては勝率0%は33%として計算するというルールがあるため2戦目の相手の勝率は33%と確定できます。

最後に3戦目の相手の勝率ですが戦績が同じ人同士でマッチングがされるため相手も1勝1敗、そしてそのあと僕に負けたことになるため3戦目の相手の戦績は1勝2敗。
勝率は33%と確定できます。

さて初戦の人の戦績の話に戻りますが断定することはできません。
なので場合に分けてオポネントを出していきます。

3勝0敗の場合、
100+33+33=166
166÷3=55.33… オポネントは55.3%

2勝1敗の場合、
67+33+33=133
133÷3=44.33… オポネントは44.3%

1勝2敗の場合、
33+33+33=99
99÷3=33 オポネントは33%

初戦に自分に買った人の戦績は○○○、○○✖︎、○✖︎○、○✖︎✖︎の4通りになります(○=勝ち、✖︎=負け)。
そのため3勝0敗になる確率は25%、2勝1敗になる確率は50%、1勝2敗になる確率は25%です。
先ほどの予選結果表を見ると44.5以上でないと予選抜けができないみたいです。
44.5という数値があるので四捨五入する位置が違うの可能性もなくはないです(店によって四捨五入の正確な位置は違うのかも)。
初戦に負けて予選抜けできる確率は自分が残り全勝しても確率は25%であるという結果になりました(予選3回の場合)。
確率は一応0%ではないみたいなので初戦敗けした人の諦めずに戦えば予選抜けできる…かもしれません。

 

初戦負けで次不戦勝したらオポネント高くなる説

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次に自分の✖︎不○の戦績の場合オポネントが高くなるのかを検証していきます。
初戦の人の戦績は1勝しているため3勝0敗(100%)、2勝1敗(67%)、1敗2敗(33%)の3通りです。
3戦目の相手は1勝1敗の後に自分に負けたため1勝2敗(33%)と確定できます。

3勝0敗の場合、
100+33=133
133÷2=66.5 オポネントは66.5%

2勝1敗の場合、
67+33=100
100÷2=50 オポネントは50%

1勝2敗の場合、
33+33=66
66÷2=33 オポネントは33%

2勝1敗より上は確実に2敗している人は避けていることによりオポネントが引き上げられていることがわかります。

結論、不戦勝をすると予選抜けできる確率は75%まで上がり、不戦勝した方が予選抜けしやすいということ結果になりました。

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もし予選が4回戦だった場合

今回のシティリーグは元々予選は4回戦だったのですが、階段が崩れて全勝者が2人まで絞れたという理由で3回戦になりました(ポケカでは全勝者が2人まで絞れた時点で対戦数に限らず予選は終了するらしい)。
上位の対戦結果によっては4回戦まであった可能性もあります。
一応4回戦だった場合も検証していきます(ある程度言葉は省きます)。
計算式に興味がない方は飛ばしてください。

✖︎○○○の場合

1戦目の相手の戦績 4勝0敗or3勝1敗or2勝2敗or1勝3敗
勝率 100or75%or50%or33%(実際は25%だがルールにより計算上は33%)
2戦目の相手の戦績 2勝2敗or1勝3敗or0勝4敗
勝率 50%or33%
3戦目の相手の戦績 2勝2敗or1勝3敗
勝率 50%or33%
4戦目の相手の戦績 2勝2敗
勝率 50%

✖︎不○○の場合

1戦目の相手の戦績 4勝0敗or3勝1敗or2勝2敗or1勝3敗
勝率 100%or75%or50%or33%
3戦目の相手の戦績 2勝2敗or1勝3敗
勝率 50%or33%
4戦目の相手の戦績 2勝2敗
勝率 50%

3勝1敗出ないと予選抜けはできないため3戦目に不戦勝が来て3勝1敗になるパターンは存在しない。
1戦目、3戦目、4戦目は不戦勝あり、なし共に相手の戦績パターンが同じなため無視。
✖︎○○○の方の2戦目の相手の戦績が50%になる確率を求める。
2戦目の相手は既に2敗はしているため戦績のパターンは✖︎✖︎○○、✖︎✖︎○✖︎、✖︎✖︎✖︎○、✖︎✖︎✖︎✖︎の4通りとなる。
50%になる確率は25%、33%になる確率は75%。
33%という予選抜けが現実的ではない数値を入れて計算する確率が高い✖︎○○○側の方が不利となる。

まとめ

・初戦に負けて不戦勝がなかったとしても予選抜けの確率は0%ではないので諦めないようにする。

ポケカにおいては時間がなくなると両者負けになりどちらにも勝ち点が入らないという状態になるが、時間内に降参することで相手に勝ち点を与えることができオポネント的に今後自分も有利になる可能性がある。
ジャッジの人は1分くらい前になったら「残り時間あと1分です」などとコールしてくれるためそれを目安に降参すると予選抜けしやすくなるかもしれない。

・初戦負けて2戦目に不戦勝と当たった場合は超ラッキー。
3戦目以降も頑張ろう。

・ちなみにソードシールド(Switch)の方のオフ大会の予選はブロックに分かれて総当たりとなる。
そのためオポネントは自分が勝った相手の勝率が計算に入る(場所によってはルールが違うことも)。
まあ、だからと言ってやることはあまり変わらない。

なぜ不戦勝の方が予選抜けがしやすいのだろうと考えた時に1つは対戦数を保証したいという意志があるからなのではないかと思います。
例えば、僕は静岡から大阪に来ましたが交通費は適度にかかります。
また、シティリーグは1シーズン(4ヶ月くらい)の間に1回しか出れないため貴重な対戦の機会でもあります。
それなのに不戦勝のせいで対戦数が減ってしまうのはあまり好ましくない現象であり、ユーザーが減る原因にもなり得ると思います。
不戦勝者を有利にするルールにしてあげることで決勝トーナメントで最低1回は戦わせて対戦数を増やしてあげたいという運営の願いなのではないかと思います。

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あと、このツイートでの意気込みが現実になって驚きました。

ソードシールド(Switch)の方のオフ大会はブロックに分けられることがほとんどなので不戦勝という現象は起こりません。
ポケカの大会もブロック戦にすればいいのかもしれませんが、ポケカは机にカードを広げて対戦をするため次対戦する人にデッキ内容がバレてしまうかもしれない事態が起こります。
さらに広い場所を確保することも現実的に難しいのでシティリーグがブロック戦になることは今後もないと思います。

僕としては初めて予選抜けができていい経験になったと思います。
不戦勝がなかったら多分オポネントの考察をするということもなかったと思います。
また、予選抜け者対象のデッキチェック(ゲームの方でいうところのパーティチェック)時に「スリーブの端が折れいて不正を疑われるから変えて欲しい」みたいなことを言われました。
その時に初めて予備のスリーブを持っていくことの大切さを実感しました。
決勝トーナメントの空気、ジャッジとの距離が意外と近いなど色々知れたので今後の糧にしようと思います。

なお、計算は全て手動なため間違っているかもしれません。
またJCS、チャンピオンズリーグについてはシティリーグと違って計算対象(シティリーグは対戦相手全員を計算対象とするが、JCSなどの大型大会は勝てた人だけを計算対象としている可能性もある)が違う可能性もあります。
ご了承ください。


最後まで読んでくれた方は今読んでいるあなたあなただけです。
ありがとうございました。

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P.S 僕は水曜日のダ○ンタウンをフルで見たことは一度もありません。