はじめに
こんにちは、こんばんは、おそようございます。らみと申します。
まずはこちらをご覧ください。
この記事を書いている8月20日のいつ公開されたかわかりませんが、シリーズ6のルールが発表されました。
そこで今回はシリーズ6の考察記事(シングルバトルの場合)を書いていこうと思います。
アイコンでわかりやすく表示するとシリーズ6で使えなくなるポケモンはエースバーン、トゲキッス、ドラパルト、ポリゴン2、ゴリランダー、カバルドン、ミミッキュ、ギャラドス、ドリュウズ、ジバコイル、エルフーン、バンギラス、ガオガエン、フシギバナ、イエッサン(アイコンは雄ですが雌も当然禁止です、ちょうどいいアイコンがありませんでした)、コータスです(シーズン9シングル8月20日時点の使用率順)。
エルフーン、バンギラス、ガオガエン、フシギバナ、イエッサン、コータスが使えない理由はダブルバトルの使用率ランキングだとトップ10に入ったからだそうです。
シングル、ダブルで使えないポケモンを分けて欲しかった感はありますが、文句を言っても仕方ありません。
では、以下考察です。
地面枠の迷走、パッチラゴンどうするんだ問題
僕がまず強いと思ったポケモンはこいつです。
こいつを止めるポケモンであった地面タイプのカバルドン、ドリュウズと化けの皮とフェアリータイプを用いて止めていたミミッキュがいなくなるので通りがかなり良いです。
ダブルバトルの影響でエルフーンがいないのも追い風です。
火力も高く命の珠を持たせるとカバルドンですらオボンの実を持たせても受けれないほどの火力になるためシリーズ6で倒せるポケモンは少ないのではと思います。
今まで地面タイプはカバルドンがシーズン9シングル8月20日時点だと6位、ドリュウズが11位とこの2体が地面枠で飛び抜けて強いという状態でした。
ちなみにドリュウズの次に使用率が高い地面タイプのポケモンは、
3位 ドサイドン(38位)
4位 トリトドン(46位)
5位 ヌオー(58位)
6位 ホルード(63位)
7位 バンバドロ(73位)
8位 ワルビアル(76位)
このような感じになります。
一応地面タイプではないですが電気タイプを特性で無効化できるポケモンにアローラガラガラ(41位)もいます。
2位のドリュウズ、3位のドサイドンで比べると差が29もあるのでいかにカバルドン、ドリュウズが飛び抜けていたかがわかります。
ドサイドン、トリトドン、ヌオーもシリーズ6で強くなると思いますが4倍弱点を持つため癖が強くカバルドン、ドリュウズと比べると何でも屋さんというわけではありません。
パッチラゴンを使う側も別のポケモンに草のサブウェポンを持たせるなりして無理なく対策ができます。
個人的にはホルードが地面枠の中では癖が少なくシリーズ6ではトップの地面枠になるのではないかと予想しています。
素早さ種族値もパッチラゴンよりホルードの方が高いためスカーフまで考慮するとパッチラゴン側は安易なダイジェットをしにくいです。
ホルード以外の地面タイプが弱いというわけではありませんが前より活躍しやすくなるのは確かです。
理由はゴリランダーがいなくなるからです。
あらゆる草技を高打点で打て、地震を半減にするグラスフィールドを展開できるゴリランダーが不参加なのは非常に大きいです。
なので構築に地面枠を1つ作るのは相当滅茶苦茶激しく難しいというわけではないとは思います。
残った地面タイプに強いポケモンが少ないため若干難しいことに変わりはありませんが…
ゴースト枠は必須か否か
ゴーストタイプは地面タイプと少し似たような問題を抱えています。
シーズン1からお世話になっているゴーストタイプの2強であったドラパルト(3位)、ミミッキュ(7位)が使えなくなってしまいます。
ちなみにミミッキュの次に使用率の高いゴーストタイプのポケモンは、
3位 アローラガラガラ(41位)
4位 ギルガルド(49位)
5位 ガラルサニーゴ(52位)
6位 シャンデラ(64位)
7位 ゲンガー(66位)
8位 ポットデス(113位)
これにより新たなゴーストタイプを考察する必要があると一瞬思いましたが、その必要はないのではないかと考えました。
そもそもドラパルト、ミミッキュの使用率が高かった理由はゴーストタイプであるということを抜きにしても強い性能を持つポケモンだったからです。
ドラパルトだと高い素早さ、物理型特殊型どちらも可能、壁型鬼火電磁波呪いなど補助技も豊富という強さ、ミミッキュだと化けの皮&ダイウォール(剣の舞)によるストッパー性能、トリックルーム&呪いを習得可能等どちらも固有の強さを所持しています。
僕が今まで書いた構築記事にはUSUMも含めて全てミミッキュを採用していますが、ゴーストタイプだから採用しているのではなくミミッキュが単純に強いという理由で採用しています。
先ほどミミッキュの次に使用率の高いゴーストタイプをあげましたがミミッキュ、ドラパルトに代わってトップ10に入るほどの強さはないと思っています。
アローラガラガラが繰り上げでトップ30、ギルガルドが汎用性も含めてトップ10に入るくらいの動きだと予想しています。
強いダイナックル使いだったエースバーンがいない、格闘タイプのトップになるであろうウーラオスの一撃の型の方は悪タイプを所持しているため有利を取れない+選出画面の時点でどちらか判断できないということもあって構築にゴーストタイプが半必須もとい強制的にいる時代は終わるのではと思います。
ドラパルト、ミミッキュと違ってダイホロウの追加効果を有効活用できないポケモンがシリーズ6に多いという点もあります。
フェアリータイプなのに…
強かったゴーストタイプ、その他使用率が高かったポケモンがいなくなることで何が起こるかというと今度はウーラオスたちが元気になります。
ウーラオスは種族値が高く先制技持ち、拘り系、襷どちらも適性があるというわかりやすい強さを体現したかのようなポケモンなので連撃、一撃どちらもシリーズ6のトップ10に入るのではないかと思います。
連撃ウーラオスだとゴリランダーがいなくなることが大きく動かしやすくなりそうです。
しかし、ウーラオスにも弱点はあり雷パンチがあるとはいえ連撃、一撃どちらも水フェアリータイプは苦手です。
アシレーヌ、マリルリはどちらもスペックが高くシリーズ6のトップ10に入ってもおかしくありません。
しかし、アシレーヌ、マリルリにも弱点はあり個人的シリーズ6環境トップのパッチラゴンには勝てません。
連撃ウーラオス用の水タイプがあるせいでフェアリータイプなのにパッチラゴンに勝てないというなんとも皮肉な現象が起きます。
ウーラオス、パッチラゴン両方に勝てるフェアリータイプとなると選択肢がかなり絞られます。
因みにシリーズ6では使えないトゲキッス、ミミッキュはダイマックスもあるため確実とはいえませんがパッチラゴン、ウーラオスどちらに対しても有利は取れていました。
地面タイプほどではないですがフェアリータイプも役不足感があります。
ミミッキュの次に使用率の高いフェアリータイプはこんな感じです。
3位 アシレーヌ(15位)
4位 マリルリ(19位)
5位 オーロンゲ(23位)
6位 ニンフィア(28位)
7位 ブリムオン(48位)
8位 ピクシー(53位)
壁貼りオーロンゲ、アッキピクシーならパッチラゴン、ウーラオスに両方有利を取れますが、素早さが低いためパッチラゴンに対しては油断ができません。
ブリムオン、ニンフィアは素早さが低いかつ物理耐久が低いためパッチラゴンのダイマックスまで考慮すると厳しそうです。
そもそも弱点保険の可能性もあるのでフェアリータイプであろうと勝てるか怪しいです。
フェアリータイプの素早さが低いせいで本来有利なドラゴンタイプに対して油断ができない点は6世代の頃のガブリアス(現在は未解禁)と似たようなものを感じさせます。
まとめるとウーラオス用でフェアリータイプを構築に入れるのはいいが、パッチラゴンに勝てるかは怪しいのでパッチラゴンに勝てるポケモンを別で用意する必要があるということです。
個人的シリーズ6使用率トップ10予想
ここまで読んできて結局何が強いんだという意見もあると思うので僕の主観でシリーズ6のトップ10を予想していきます。
1位 パッチラゴン
2位 連撃ウーラオス(水)
3位 アシレーヌ
4位 一撃ウーラオス(悪)
5位 アイアント
6位 エアームド
7位 サザンドラ
8位 ギルガルド
9位 ホルード
10位 ポリゴンZ
順位も一応つけておきますが、序盤、終盤によって上下すると思うので目安で考えてください。
パッチラゴンが1位なのは硬いとして他がそれに応じてと言った感じです。
同じ張り切り勢のアイアントも自分より速いポケモンがいなくなるため動きやすくなりそうです。
エアームドとアーマーガアについては迷いましたが強いダイホロウ使いがいない+パッチラゴンが苦手な地面タイプ、ウーラオスのカウンター警戒で引く場合の引き先として採用するならアーマーガアより物理耐久の高く、ステルスロックも撒けるエアームドの方が強いのではないかと思いました。
頑丈もありがたくパッチラゴンのダイマックスターンを2ターン稼げるのも偉いです。
しかし、アーマーガアも蜻蛉帰りがあるためどちらも強いとは思います。
パッチラゴンが本当に強いためパッチラゴンに勝ててそれなりにスペックがあるスカーフをもたせたサザンドラは増えるのではないかと思います。
サザンドラが増えることによりサイクルで相性の良いギルガルドも増えるでしょう。
サザンガルド、ウーラオスが増えるとそれらに強い水フェアリー(マリルリも入ってはいないが強い)もダイマックスしなくても強い枠として採用しやすいためこの位置かなと思います。
ポリゴンZ、ホルードはウーラオスに勝てないため諸説ですが、ポリゴンZは速いポケモンが減ったことで以前よりも制圧力が高い、ホルードはパッチラゴンの上から地震を撃てる+貴重な地面枠なのでこの位置と予想しました。
結局、皆が満足する調整はできなかったのか
普通のランクマがスペシャルレートのようなルールになったことで不満がある人もいるとは思いますが、僕はアリだと思っています。
この理由は個人の好みですが冠の雪原まで8月の対戦環境で対戦するよりも、僕が今まで使いたくても使えなかったポケモンを活躍できると思うと楽しみです。
この縛りルールで結果残したところで評価されるのか…みたいな考えを持っている人もいると思いますが、実際やってみないとわからないし、我々がいくら叫んだところで公式が1度発表したシリーズ6のルールを変更するとはとても思えないので諦めてください。
ただし、シングルとダブルで使えないポケモンを分けて欲しかったというのは僕も感じています。
ここは正直手抜き感を感じますがエラーが出るみたいな関係で不可能だった、そのエラーを解決することができなかった、そもそもコロナでそのエラーを解決する時間が取れなかったみたいな可能性もあるのであまり悪く言う気はありません。
一方で、上位のポケモンを禁止するべきではなくスプラトゥーン、スマブラみたいに上位のポケモン(他のゲームだとキャラクター、武器)を弱体化調整すればいいじゃんという意見もあると思いますが恐らくポケモンだとそれは難しいです。
仮にやるとしたら何かのステータスを10くらい下げるくらいしかできないと思います。
エースバーンの不意打ち、リベロ没収みたいにポケモン個人で何かしらを没収する調整もゲームフリークがポケモンを実際に生きている生物として取り扱っている設定なので多分無理です。
ポケモンキャンプのようにポケモンと触れ合う機能もあるので他のオンライン前提の対戦ゲームとポケモンを比較するのはやめた方がいいです。
それだけポケモンがエンジョイ勢、対戦ガチ勢どちらからも支持されるようなゲームになったということです。
やるとしたら地方(環境)が変わったからみたいな理由で言い訳がつくように発売する前に調整すると思うので今剣盾で使えるポケモンは恐らく今後ステータス下降修正みたいなことは起こらないのかなと思います。
一応、ミミッキュの化けの皮が剥がれた時の反動ダメージ、ギルガルドのステータス下降修正の調整など公式が対戦勢に対して何も考えてないわけではないということは頭に入れておいてください。
そもそもポケモンは前提としてストーリーをクリアしてからその先にガチ対戦があります。
スプラトゥーン、スマブラにもストーリーと似たようなモードはありますがやらなくてもオンライン対戦はできるし対戦数に応じて使用できる武器、キャラクターが増えていくという方式なのでストーリーを絶対にやる必要があるかないかの点がまず大きく違います。
このため、例えば最初にもらう御三家(例えばエースバーン)、いわば主人公ポケモンが他より強いステータスを持つのはもはや当然と言っても過言ではありません(それでもリベロ、グラスメイカーはやりすぎだとは思うが)。
御三家が弱かった場合、物語の主人公が終盤になるにつれ強すぎるポケモンに勝てなくなるというなんとも不甲斐ない現象が起きてしまいます。
また、フォクスライ、パルスワン、イオルブのような序盤に出てきて進化が速いが後々他と比べてステータスが弱く見えるポケモンはガチ対戦だと全く使われませんがこういう雑魚ポケモン(貶しているわけではありません)はポケモンのストーリーには絶対必要です。
理由はこういうポケモンがいなくなると全てが最初から強いポケモンになってしまいストーリーとしての面白みが一切なくなるからです。
被害妄想ですがストーリーとしての面白みがなくなればその先にあるガチ対戦の面白さに気づかずにポケモンをやめてしまう人が増えてしまい、新規参入者を見込めなくなります。
ゲームバランスが取れてないという意見も前々からありますがストーリー前提の対戦ゲームだからそもそも全ポケモンが活躍できるようなバランスを取るのは無理です。
雑魚ポケモン、まあまあなポケモンがいるからこそ上位ポケモンがいるということを忘れてはいけません。
なので強すぎるポケモンに一旦退場してもらう今回のルールはアリなのかなと思っています。
まあ、ここまではあくまで個人の考えです。
とりあえず、強引ではあるがUSUMみたいに1年間以上対戦環境放置ではなく公式から対戦環境を飽きさせないためのこういう英断を下してくれたのはとても嬉しく思っています。
まずは公式の勇気ある決断を賞賛するべきだと思います。
こういう動きが見られるというということは皆の理想に近づけようという公式の意思を感じます。
ポケモンをする人間としては盛り上がること、パッチラゴンの張り切り運ゲーにならないことを願っています。
最後まで読んでくださった方は、今読んでいるあなたあなただけです。
ありがとうございました!
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