【全文無料】 備忘録 11/8シティリーグ東京ベスト4 ムゲンダイナデッキ

こんにちは、らみと申します。
今回は11/8のシティリーグ東京(チェルモ秋葉原)でベスト4になったデッキの解説記事です。

 

デッキ選択理由

デッキを選択するに当たっていくつか条件を決めました。

先攻ならミュウ、白馬スイクン、三神に勝てるデッキ

tierもとい使用率についてはこのように考えてました。

tier1 ミュウ、白馬スイクン、三神
tier2 クワガノン、黒馬、テンタクル、連撃ウーラオス
tier3 ルカメタ、ムゲンダイナ、ジュラルドン、ウーラオスファイヤー、ゲンガー
tier4 その他

tier1の3つのデッキは特にシェア率が高く7試合(決勝戦まで進んだ場合の合計試合数)やって1度もマッチングしないほうが珍しいレベルだと考えました。
この3つに確定負けするのは流石にキツいので最低限先攻なら勝てるデッキにしようと思いました。
後攻だったらどうするんだという話ですが、これら3つのデッキは強いという評価のもとによく使われているためこの3つのデッキ全てに後攻で勝てるデッキを探すのがそもそも困難です。
クワガノンハピナスチルタリスのように当時の誰もが知らないようなデッキを作るならまだしも、既存のデッキから選ぶ場合は勝てないマッチアップが存在するのは仕方のないことだと思っています。

回す難易度が低い

僕はドローするだけで雑に勝てる楽なデッキが好きです。
そのためわかりやすい指標として裏工作を使わないデッキにするということは決めてました。

特殊エネルギー主体ではない

これはうねりの扇を警戒しました。
シティの入賞デッキを見た感じ、うねりの扇を打たれる試合もしくはジュラルドンVMAXと当たる試合は7試合で計2試合くらいだと予想してました。
うねりの扇は打たれたからといって確定負けというわけではないですが明らかに分が悪くなります。

これらの条件を踏まえて選らんたのがムゲンダイナデッキです。
ムゲンダイナが一般的な評価だと下火ゆえに、最近の三神に闘エネが入っていることが少ないのも追い風です。
先攻でもムゲンダイナが厳しいと思われるデッキには純正れんげきウーラオス、ルカメタが挙げられます。
この2つのデッキは両方とも黒馬が苦手なため使用率は減るのではないかと考えました。
また、ミュウ、黒馬には後攻であろうと有利なため不利なデッキよりは有利なデッキの方が多いだろうと考えました。
以上の理由から環境的にはいい位置にいるだろうと思いムゲンダイナデッキを選択しました。

 

デッキ解説

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ポケモン

ムゲンダイナVMAXライン 3-4
1試合で2体しか使わないためVMAXの方はサイド落ち考慮で3枚採用。

ブラッキーVMAXライン 4-4
クワガノン、テンタクルなどの非GX相手だと3回はダークシグナルを打ちたいため4枚フル採用。

ガラルファイヤーV 1
2枚がメジャーだがこのデッキでは1枚の採用。
先攻をとった場合はブラッキーでスナイプしつつムゲンダイナで殴り続ければほぼ勝てるため相手にクラハンがなければ使うことはないです。
後攻だと使う機会はありますが、ガラルマタドガスを初手に出して倒されると相手のサイドが5になるため、ムゲンダイナで戦った方がサイドレースが有利になります。
この通り毎試合必須というわけではないです。
ミュウにクラハンがある場合、連撃ウーラオス、テンタクルの場合は必要になるためピン刺しにしてあります。

クロバットV 4
説明不要フル採用、サイド落ちすると困ります。

ガラルマタドガスライン 2-2
クワガノン対策もとい裏工作対策。
相手が裏工作主軸のデッキで後攻を取らされた場合に、後攻1ターン目でかくせいを打ってガラルマタドガスの特性で時間を稼ぎに行きます。
白馬のような裏工作+VMAXのようなデッキの場合はバッドポイズンでドレッドエンドの圏内に入ってムゲンダイナの手張りが完了したらガラルマタドガスを入れ替えてムゲンダイナで倒しに行きます。
サイドを先に取りさえすれば形成逆転といっても過言ではないため無理にガラルマタドガスでトドメを刺しに行く必要はないです。
先攻を取った場合でも相手がクワガノンのような非Vデッキで裏工作を主軸にしているデッキと判明したら積極的にガラルマタドガスで殴ります。
後攻を取らされたときの誤魔化し性能が強いため2ライン採用。

ガラルジグザグマ 1
使用タイミングは、
三神を10+270で突破
ザシアンV、連撃ウーラオスVを10+210で突破
後攻時に白馬バドレックスVをガラルマタドガスのバッドポイズンも絡めて10+40+270で突破
一例ですがこのあたりです。
毎試合使いたいわけではないためピン刺し。

マーシャドー1
雪道を貼られつつバトル場のアタッカーが倒される場合はベンチに1つ空きができるためマーシャドーをベンチに出してリセットホールすることができます。
こいつがいないと先攻を取ったとしても白馬スイクンに勝つチャンスを作れません。
一応ムゲンゾーンが働かなくなるだけなのでどうしても引きたいカードがあるときはベンチに出してナイトアセットすることもあります、あまりやりたくはないですが…

ムゲンダイナデッキでマーシャドーの採用が一般的でない理由で超タイプだからムゲンゾーンと相性が悪いというのがあります。
実際このポケモンが初手ポケモンとして来たら困ります。
しかし、このデッキには17体たねポケモンがいるため初手に来る確率は他のデッキと比べて低いです。
計算してみるとマーシャドーを初手に出さなければいけない確率は約1.7%でした。
今回出場したシティリーグは人数上予選が4回、決勝トーナメントは決勝まで勝ち上がったとしても3回で最大でも計7回しか戦いません。
その7回で1回でもマーシャドーを初手に出さないといけない試合が存在する確率は約11%です。
参考までに、11体たねポケモンがいてその中に初手に出したくないポケモン(デデンネGXなど)を7回のうち1回でも初手に出さないといけない試合が存在する確率は約29%です。
ムゲンダイナデッキ以外のデッキはデデンネGXなどの手札補充ポケモンの採用は平均1.5枚がいいところなので初手として出すのは致命的でしょう。
この比較を見てわかる通りこのデッキにマーシャドーを入れるという行為は他のデッキと比べて低いリスクであるということがわかると思います。
ローリスクハイリターンと考え今回はマーシャドーを採用しました。

グッズ

クイックボール、スーパーボール、ポケモン通信 4-4-4
先攻をとったときに絶対にムゲンダイナを出してエネをつけたいためフル採用。
ブラッキーのおかげでスーパーボール、ポケモン通信が実質ボスの指令になるのも魅力的。

うねりの扇 1
自由枠。
連撃ウーラオス対策のつもりでした。
大会当日役に立たなかったので別のカードで問題ないです。

ふうせん 4
雑に手札消費が可能な入れ換え札、ナイトアセットと相性がいいです。
回した感じ入れ換え札は4枚必要だと感じたのでこの枚数です。

サポート

博士の研究 4
沢山ドローしたいため4枚フル採用。

マリィ 3
デッキを回した感じ、あと3枚ドロサポがあれば良さげだったためこの枚数。
ガラルマタドガスのロック性能と相性がいい、リセスタがない故に手札干渉できるカードが欲しかったため今回はエリカを不採用とし3枚全てマリィにしています。

スタジアム

トキワの森3
この枠が混沌のうねりだったとしても雪道対策でスタジアムは3枚は必要だと思っています。
かさばっても手札を能動的に減らせる便利なカードです。

エネルギー

基本悪エネルギー7
現物のエネルギーはかさばるとナイトアセットできず、困るため最低限まで枚数を減らしました。
トキワの森と合わせてエネルギーにアクセスできるカードは10枚になるため、一般的なレシピと比べると1枚アクセスできるカードが多いかと思います。
先攻を取れたのにも関わらずムゲンダイナにエネルギーをつけれないのが一番弱い動きだと思っているので多めにしました。

不採用カード

ポケモンいれかえ、あなぬけのヒモ

このデッキの場合だと優先順位は、
ふうせん>ポケモンいれかえ>あなぬけのヒモ
となります。
このデッキにエネルギーつけかえが入ってない関係上、複数のムゲンダイナVMAXで受け回しながら攻撃することはできないためムゲンダイナがバトル場から逃げたい場面がそもそも存在しません。
手張りだけでは複数のムゲンダイナを育成することはできないためエネルギーつけかえが必要になってきます。
そのため初手に出てしまったブラッキーなどを先攻ならムゲンダイナ、後攻ならドガースと入れ換えることさえできれば役割としては十分です。
そのため4枚とも手札消費が容易なふうせんにしました。
ツールジャマーはシティの入賞デッキを見た感じミュウ、三神にたまに入っている程度だったため切っていました。
一般的に入っていることの多いレパルダスVの霊圧で貼られにくい効果もあると思われます。

エネルギーつけかえ

色んな人に入ってないことを疑問視されたカード。
そのときは使い方がわからないと言っていましたが流石に使い方は理解しました。
前述した通りこのカードを生かすのであればポケモン入れ替えなどのエネルギーを消費せずとも入れ替える手段が必要になります。
しかしそのようなカードはこのデッキには入りません。
もう1つの使い方としてはガラルファイヤーのじゃえんのつばさと組み合わせて実質的なエネ加速として使う手段があります。
成功した場合は強いとは思いますが再現率が低すぎて僕は採用に至るラインではないと思っています。
ガラルファイヤーV2枚目を入れるスペースはないため自分が作ったムゲンダイナデッキとは相性が悪いと考え不採用としました。

リセットスタンプ
好きなときに打てないため不採用。
序盤からガンガンデッキを掘りすすめるデッキなので打ちたい時に打てない確率の方が高いです。
だが準決勝では必要な場面はありました。
入れるならうねりの扇の枠です。

ボスの司令
ブラッキーでできることをサポートでわざわざやる理由が最後までわかりませんでした。
マーシャドーが入ってなかったら雪道があろうともボスの指令は使えるから採用するんだろうなあと思います。

混沌のうねり
どうせ貼っても雪道通す系のデッキはマーシャドーリセットホールして雪道を貼ってくるゆえ強さを感じなかったカード。
裏工作があればそれなりの確率で可能なため混沌のうねりのメリットはないかなと思いました。
その代わりにマーシャドーを採用してスタジアムも3枚採用とそれなりに対策は厚めにしています。

ハイド悪、ウィークガード、キャプチャーエネルギー
前述したとおり、自分の考察だと7回試合したら2回はうねりの扇を打たれるという結論に至ったため不採用。
エネ加速手段がないためエネ破壊は致命的だと思います。

 

立ち回り

先攻
ムゲンダイナVにエネをつけることを最大の目標とします。
相手の初手ポケモンがメッソンの場合はクワガノンの可能性があるためドガースもベンチに出します、ドガースにエネはつけなくて大丈夫です。
全体面共通でブラッキーをベンチに出せる場合は積極的に出していきたいです。
2ターン目以降はブラッキーでエネがついているVポケモンを進化する前にスナイプしてドレッドエンドで倒しにいきます。
三神はガラルジグザグマと合わせてワンパンを狙いますができなくてもまだ有利です。
相手からすればかなり理不尽な立ち回りなため連撃ウーラオス、ルカメタ以外なら大体勝てます。

後攻
相手が裏工作主体、知らないデッキ(非V系)場合はドガースで後1かくせいを目標にします。
それ以外はムゲンダイナでパワーアクセルでのエネ加速を狙いにいきます。
Vポケモン、ガラルマタドガスを先に相手に倒された場合はサイドレース的にガラルファイヤーで戦うのは望ましくないのでベンチに出すだけであまりバトル場に出しません。

マッチング

白馬スイクン 後攻 4-6 ✖︎
終戦と展開が似ていて記憶が曖昧です。
後1かくせいはできていました。
でも先攻を取られたゆえの不利を押し付けられて負けた気がします。

三神ザシアンファイヤー 先攻 6-0 ⭕️
ドレッドエンド→オルタージェネシスGX→ドレッドエンドで三神を突破。
このときにお相手はベンチにアタッカー育てることができていない状況でした。
ガラルサンダーはいましたが闘エネが入っていないタイプだったのでエネがつけれず、らいめいげりされることはなくガラルサンダー、デデンネGXを倒して勝利です。

ゲンガーブラッキー 先攻 6-0 ⭕️
ゲンガーがVMAXに進化すると困るためブラッキーでエネがついたゲンガーをスナイプし続けて勝利。
ゲンガーが場に2体出ることがなかったため危険な場面は特にありませんでした。

黒馬ミュウツーユニオン 先攻 6-0 ⭕️
黒馬VMAXを2体倒して勝利。
対戦相手ともお話しした通りラッキーなマッチングでした。

予選7位で決勝トーナメント進出

サンダース 後攻 3-0(種切れ)⭕️
お相手のデッキがとても事故っておりサンダースを出してVMAXに進化するだけで精一杯だったそうです。
マリィを打たないように意識しつつ種切れでイージーウィンすることができました。

白馬スイクン 後攻 (4-6)✖︎
後1かくせいを決めることはでき動きを止めたことによりガラルマタドガスは倒されたものの白馬V、スイクンVを倒してサイドを4枚取ることができました。
そのあとに、
裏工作→エリカ→雪道&リセットスタンプ→フリージオ降臨→クロススイッチャーでブラッキーVMAXを呼び出される→フリージオのカチカチロックとクイックシューターで削られ続ける
みたいなことをやられて白馬VAMXにブラッキーVMAXが倒されました。
自分のサイドは残り2枚ですが、お相手のベンチにVポケモンはいなかったので白馬VMAXを倒さないといけない状況になりました。
リセットホールはできましたがマリィで相手の手札を流すこともできなかったので、次のターンにボスでクロバットVを取られて負けてしまいした。
終結果はベスト4でした。

最後に

最後の試合については先攻を取られたのもきつかったですが、フリージオでサイドをまくるプランをそもそも知らなかったので知識不足による敗因もあるかなと思います。
前シーズンがベスト8、今回がベスト4と確実に上がってはいるので次は優勝をしたいと思います。

最後まで読んでくれて方は今読んでいるあなたあなただけです。
ありがとうございました!

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